2008年11月14日金曜日

全ての人が労働者の運動を支持し連帯しよう

イラク自由会議第8回中央評議会総会 2008年10月17日

国有企業の様々な産業部門が、生活水準の下落を止め労働者の年金を改善するためにデモや座り込みやストライキが連続して起こっているのを目の当たりにしている。

しかしながら、占領を支持する政府はIMFの条件に合わせて、労働者の正当な要求を実行するのを逃れるために言い訳し、ウソをついている。8月の労働者の行動と一連の交渉の後、政府はすでに命じられていた30%の賃金引き下げを取りやめるといったいくつかの条件に従ったのである。だが、イラクにおける経済計画を実行するための占領軍の手段の一つである国際通貨基金と協議をした後、政府は労働者の交渉団に対して行った約束の実行を反故にしたのである。

 占領を支持する政府はイラク社会の現在と将来を国際通貨基金の条件に縛り付けようとしているのであり、IMFは公共部門を民営化し、イラクの通貨を発行し、食料配給券を撤廃し、燃料補助を廃止し、労働者には可能な限り最低の賃金を押しつけているのである。IMFがイラクに対して押しつけようとしている経済体制は自由市場経済であり、それはアメリカ合衆国に襲いかかり、それに続いて全世界に吹き荒れた巨大経済危機を経て世界中で失敗を宣告されたものなのである。

 イラク自由会議は労働者の運動と正当な要求に対する支持と連帯を再度表明し、また、この機会に、占領軍とその助手たちが、何十億ドルもの労働者の富を略奪して自分たちのポケットの中に送り込むためにイラク国民に奴隷制度を押しつけようとし、一握りの腐敗した当局者が占領軍の醜い素顔を美化してIMFと世界銀行の命令を実行しようとしているのだということを警告する。
イラク自由会議は全ての労働者と労働者の指導者、活動家と労働組合に対して呼びかけるが、労働者の要求を勝ち取るために計画を調整しよう。それと同時に、宗教と宗派に基づいて労働者を分断するための労働組合の設立に進んだ民族主義勢力や宗教勢力が占領軍の計画を認めるのを許してはならない。

 イラク自由会議は、その隊列に何十人もの労働者の指導者を持ち、労働者の闘いとその要求を前進させる道具となるだろう。そのことはイラク社会全体の幸福を実現することなのである。