2007年11月16日金曜日

連邦議会に緊急電話をかけよう:兵士の帰国のために予算を使え

※アメリカの反戦団体UFPJ(平和と正義のための連合)がイラク占領の追加
戦費500億ドル(5兆6000億円)に対する反対行動を呼びかけています。


(以下日本語訳:イラク市民レジスタンス連帯委員会訳)

連邦議会に緊急電話をかけよう:兵士の帰国のために予算を使え
2007年11月13日

連邦議会は水曜日に500億ドルの追加戦費の採決をする準備をしている
イラク占領のための予算支出をやめろとあなたの選挙区の下院議員に言おう
 彼らは再び精を出している。連邦議会下院はイラク戦争のための500億ドル
[約5兆6000億円]の予算支出の採決を11月14日の水曜日にするだろう
。彼らは我々の声を聞かねばならない!

 この行動通信を書いている時点では、法案の実際の文言は公表されていないが
、我々は次のことをはっきりと知っている。:法案はブッシュが不道徳で違法な
イラク占領を継続するために500億ドルを提供するだろう。法案はおそらく1
ヶ月の経過期間の内にアメリカ軍が撤退を開始することを求める文言が入るだろ
うが、撤退を完了する確実な時程表は何もないことは分かっている。そしてブッ
シュ自身が年末までにいくつかの部隊の撤退を開始すると表明するだろうという
ことを覚えておこう。

 水攻めによる拷問の禁止やイラクにおける恒久的基地を設置しないように呼び
かけるような我々が支持しそうな追加の文言さえいくつかアルかもしれない。し
かし、我々が集中し続けなければならない中心的な課題はこれである:戦争と占
領のための予算支出を止める時だ!

このメッセージを持って選挙区の議員に電話をかけよう:

 イラク占領の予算支出を止めろ!
 イラクにおけるアメリカの軍事作戦の予算はいかなるものもあらゆるものも全
アメリカ兵士の安全で早急な撤退のためのものに制限しろ。
 連邦議会の電話交換台202-224-3121に電話をかけてあなたの選挙
区の国会議員の事務所につなぐように求めよう。
 選挙区の議員が誰かはっきり分からないならここをチェックしよう。
 連邦議会に電話をかけるのにはうんざりだろうか?覚えていてもらいたいが、
イラク国民は真夜中に(そして状況ははるかに悪くなっている!)自宅のドアを
蹴られることにうんざりとしている-イラク国民は我々が頼りなのである!そし
て、我々は連邦議会議員の受信用ファイルをeメールであふれさせることが好き
だが、電話をかける方がはるかに効果的なのである。連邦議会は我々が求めるほ
ど早く動いてはいないが、彼らは我々の話を聞かなければ動くことはないと言う
ことを我々は知っている。-どうかこの重要な電話を今すぐかけていただきたい。

 平和を!

 レスリー・ケーガン
 UFPJ全国調整担当

2007年11月10日土曜日

IFC第1回大会報告

※10月20日、IFC(イラク自由会議)が第1回大会を開催し、大成功しま
した日本からも代議員が参加しました。

(以下日本語訳:イラク市民レジスタンス連帯委員会訳)
熱烈で革命的なシュプレヒコールの中、イラク自由会議は第1回大会を大成功のう
ちに閉幕した。
大会代議員たちは第1回大会成功のために困難な治安状況に断固として立ち向かっ


 2007年10月20日、イラク自由会議の第1回大会がキルクーク市で開催され、イラ
クのさまざまな州や都市(バスラ、ナシリア、サトラ、ディワニヤ、クート、ハシ
ェミテ、スワイラ、ヌマニヤ、キフル、ヒッラ、アレクサンドリア、バグダッド
、サマラ、ティクリート、ベジー、モスル、キルクーク)からやってきた多数の選
出代議員が出席した。代議員たちは途中であるかもしれない深刻な危険や、仕掛
け爆弾を付けた車や爆弾や宗派主義ギャングどもなどの治安状況の崩壊という状
況にもかかわらず、大会ホールにたどり着くことができた。

 また、深刻な治安状況に前例のない挑戦をして日本から5人の代議員が大会に
出席し、大会の雰囲気に明確な役割と国際的な性格を付与したのである。また、
代議員の参加によってカナダからも大会に参加があった。ディワニヤから多数の
代議員が大会に参加できなかったのは、戦闘が勃発して2007年10月18日
の金曜日から外出禁止令が出されたからである。また、ヒッラからの多数の代議
員も大会に参加できなかったが、これは長時間にわたって占領軍によって道路が
封鎖されたからである。それに加えて、アメリヤ(バグダッド)の労働組合の代議
員の別のグループは、側道の爆弾のために地域の出口の道がすべて閉鎖されたか
ら参加することができなかった。

 大会論議を始める前に執行部選挙の方法に関する報告が読み上げられ、異なる
選出地域の代議員の選挙で違反が発見されたかどうかの苦情を言う時間が与えら
れた。抗議も苦情もなかったので、大会は正式に認められ、サミール・アデルが
大会の司会に選ばれ、彼は補佐役となる代議員を選んだ。特筆するべきことだが
、IFCは大会の場にいない3人の代議員(スブヒ・アル・バドリ、ナディア・
マフムード、ファリス・マフムード)を選んで彼らに大会中にテロ攻撃があった
場合の、IFCの執行部のすべての権限を与えた。

 IFCの横断幕と並んで大会ホールを飾った「シーアでもない、スンニでもな
い、我々は人間だ」と「占領にノー、宗派主義ギャングどもにノー」の旗の下に
、戦争と占領の犠牲者たちへの1分間の黙祷から始まった。その後、大会参加者
が議題について投票したが、その中にあったのは大会に提出された政治報告やイ
ラクにおける政治情勢に関する決議、財政報告、決議、選挙などであった。

 サミール・アディルが最初に演説をして、我々は成功して勝利しなければなら
ないし、この部屋の外にいる何百万人もの人たちの運命はこの大会の結果と結び
ついている、と語った。次に民主主義的社会主義運動(MDS)の佐藤和義委員
長が発言し、演説の中では日本においてIFCの運動を支持し強化する点に焦点
を置いた。イラク労働者共産党中央委員会議長のレボワール・アフメドが次に演
説をして、参加者を祝福し、IFCが成功のために集中するべきもっとも根本的
な点を解明した。その次にイラン労働者共産党ヘクマト派のイラクの悲劇的状況
を取り去るというIFCの決意を賞賛する声明が大会で読み上げられた。それか
ら、戦争と占領に反対する労働者戦線議長であるアブドゥラー・アル・マリキの
書簡が読み上げられたが、その書簡の中でアル・マリキはこの時期に大会が開催
されたことを祝福した。続いて、イラク労働者共産党政治局長のサマン・カリム
の書簡が読み上げられたが、そこで彼はIFCの解放闘争を党が支持しているこ
とを表明した。その後、反石油法戦線議長のスブヒ・アル・バドリのメッセージ
が読み上げられ、彼は大会を歓迎し成功を祈ると伝えた。

 イラン共産党(クルディスタン支部、「コメラー」)は、途中で自動車事故にあ
ったために大会に参加することはできなかった。

 演説と歓迎のメッセージの後、サミール・アディルは政治報告の討議を進めた
。大会参加者たちは報告の内容と概要を承認し、大衆に公表することを決定した
。サミール・アディルによって提案されたイラクの政治情勢に関する決議の投票
が行われたが、それは公然機関紙に掲載されるだろう。大会はアザド・アフメド
によって提供された財政報告について検討し、IFCの財政状況とIFCの財政
を支えるために財政手段をいかに見つけるかについて討議した。
 大会で多数の決議が採決されたがそれは次のとおりである。

1.全イラク石油労組と反石油法戦線の占領に反対する闘いの計画を援助し支持
する。
2.日本の民主主義的社会主義運動(MDS)と平和と民主主義をめざす全国交
歓会(全交)に感謝と謝意を示す。
3.サナテレビを通じて広範にIFCの政策を公表し説明をする。
4.トルコのイラク・クルディスタン地方に対する脅迫を糾弾する声明を発表す
る。
5.第2次世界大戦における広島での原子爆弾によって引き起こされた惨禍がい
かに大きなものであったかを示すために、イラクの諸都市で原爆写真展を多数開
催する。
6.佐藤和義、浅井健治、クールシュ・モダレシを中央評議員に選出すると決定
する。この決議は満場一致で受け入れられた。
7.IFCを支援するために日本とイラクの間で財政計画を進める決定。

 イラク自由会議の指導者の中で決意と高い革命的精神を示した多数の候補者の
中から、38人が中央評議員に選出された。それはすなわち、アメール・ハテム
、タシーン・モハメド、サミール・アディル、アブドル・カリム・アブドル・ア
ルサダ、ハッサン・クリルダール、アザド・アフメド、カリル・イブラヒム、サ
イード・ニマ、マジド・ハミド、フリヤル・アクバル、アブドル・ザラ・アブド
ル・ハッサン、ワリド・ハッサン、ハイファー・マフマウド、アブドラー・アル
・マリキ、スハド・オバイディ、ナディア・マフムード、アリ・モハメド・ハッ
サン、アワド・アフメド・サレー、レボワール・アフメド、アムジャド・アリ、
ジクラ・ファイサル、サイード・アブドラー・アハラル、アムジュジャド・ガフ
ォール、アマール・カミル、レイス・アリ、ジャマル・ハミド、ナイム・ムサ、
ラシド・イスマイル、イブアrヒム・イッサ、モカダム・アブドル・ジャバール
、サミ・ハッサン、アフメド・ハシム、ジャッセム・アルワン、ムヒード・ハイ
ダー、フセイン・クダイル、ムハマド・アリ・フライ、スブヒ・アル・バドリ、
サハル・アブデルハッサンが上記の3人に加わった。
 活発な雰囲気と革命的なシュプレヒコールの中で、日本の代議員に対して贈り
物が贈呈された。アラブと日本のサナテレビが代議員とゲストからIFCとその
役割と計画についてのインタビューを多数収録した。IFCに対して多大な貢献
がおこなわれた。ジャマル・ハミドがバスラでIFC広報事務所を開設したと発
表し、将来の計画のために5エーカーの土地がIFCに贈られ、さらに、セッダ
市のIFCの本部の開設が発表された。

 サナ・テレビはアメリカ軍によるIFC本部進入やIFCの捕らえられたメン
バーとのインタビューや占領軍に暗殺される直前のアブデルフセイン・サダムと
の会見を上映した。また、イラク国内外でのIFCの活動を示す同じ内容の写真
展が開催され、参加者が非常に意欲を持った。
最後に、サミール・アディルが参加者を祝福し、活動の成功を祈って大会は終了
した。