2008年4月29日火曜日

ラシード・イズマエルIFC執行委員逮捕を許さない

※マリキ傀儡政権は、IFC(イラク自由会議)の執行委員であるラシード・イズマエルさんを、占領に反対するリーフレットを配布中に不当逮捕しました。IFCは即時釈放を要求する国際キャンペーンを呼びかけています。

IFCに逮捕糾弾・IFC連帯のメッセージを送りましょう。

IFCのアドレス:
ifcongress@gmail.com

(以下、日本語訳:イラク市民レジスタンス連帯委員会)
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占領軍に忠実なイラク国軍は占領反対の声に立ち向かうことなどできない
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イラク自由会議 メディア局  2008年4月27日

またもや、政府軍はラシード・イズマエル(イラク自由会議執行委員)を逮捕することによってイラクの人権の侵害した!それは彼がアルズウラ地区(バグダッド東部)の人々に対してアメリカ軍とイラク国軍によってかけられている包囲攻撃と大虐殺を糾弾するパンフレットを配布している最中のことだった。

この事態にあたって、イラク自由会議は多数のニュース・メディアが出席した記者会見を開催し、パンフレットを配布したことを理由にしてラシード・イズマエルを逮捕した時の占領軍とその傀儡政府の人権侵害を暴露した。

 記者会見の中で、スブヒ・アルバドリ全イラク労働者評議会労働組合連合(GFWCUI)議長が、占領軍がイラクに自由と民主主義をもたらしたのだというのは嘘っぱちであり、その一方で彼らは人類に対して行われている犯罪行為を糾弾するパンフレットに耐えられなくなったのだと発言した。スブヒはまた、占領軍が釈明を決してしたことのない過去5年間のありとあらゆる種類の人権侵害についても話した。

 特筆すべき事だが、イラク自由会議はラシード・イズマエルを即刻釈放させる国際キャンペーンを開始するだろう。

イラク自由会議はあらゆる自由擁護勢力、人道主義組織、人権組織に、ラシード・イズマエルの即時釈放を支援するように呼びかけるものである。

2008年4月26日土曜日

18兆円の対イラク追加軍事費反対-UFPJ

下院議会はまだ最大の戦費法案通過を用意している!

UFPJ活動通信  2008年4月23日

 連邦議会下院議会指導部はペトレイアス将軍とクロッカー大使の最近の報告を厳しく批判していたにもかかわらず、今や、ブッシュ大統領に1720億ドル[約18兆円]の追加戦費支出を与える用意をしているようである。

 彼らが投票のために提案しようと計画していることについて我々が知っていることは以下の通りである。
  • ブッシュ政権によって要請されている1020億ドル[約10兆5000億円]の上に、民主党指導部は2009会計年度の第一四半期を対象にする要求されてもいない追加の700億ドル[約7兆4000億円]を提供することを提案している。これはすなわち、追加戦費がとてつもない1720億ドルになるということなのである!

  • この予算は本年度会計年度の残りの時期を対象にしいて、それは9月30日に及び、さらに次の会計年度と暦年まで優に入るのである。これは、11月の[大統領、連邦議会の]選挙の前に投票される最後の追加歳出予算になるかも知れないということを意味する。もしも議会を通過したら、この予算は次の大統領と新たに選出される連邦議会にまで持ち越すことになるだろう。

  • 予算法案についての連邦議会の見解は「身ぎれいな」ものであり、他に何の条項も付いていないだろうという推測がある。もしもそうだとしても、追加支出が付け加えられそうな上院に移行する前に正面から信任投票をすることになるかも知れない。

  • 民主党指導部によれば、この不条理な1720億ドルの予算計上は大統領拒否権を回避しようとする試みである。しかしながら、ブッシュ大統領は1080億ドルを超えるどんな戦費にも拒否権を行使すると約束しているのである。


 そのような莫大な新たな戦費の投票を今決定しようとしているのは、選挙日程から予算問題を取り除き、連邦議会が占領費用を支出し続けて占領を終わらせなかったという責任を回避できるという願望に基づいているようである。国中が選挙へと向かっている時に、我々は、どの上院議員も下院議員も立候補するなら現在の戦争とそれをどのように止めようとしているのかという問題について考慮されなければならないと確信している。

 連邦議会指導部がやっていることは常軌を逸している!彼らの提案した予算は連邦議会からの何らの異議申し立てもなく、議論さえもないのに、ブッシュ政権がイラクでの戦争と占領を実行し続けられることを保障するだろう。

 手遅れになる前に、我々はあなたに2つの決定的な電話かけを行ってもらうように要請する。
  • 下院議長 ナンシー・ペロシ 202-225-0100

  • 下院国防予算委員会委員長 ジョン・マーサ 202-225-2847


 この戦争に対して新たに1720億ドルの白紙小切手を与えることなど、全く受け入れられない。連邦議会は兵士を帰国させるために今行動する必要がある!アメリカ合衆国の国民は-それはこの国の有権者である-この戦争を終わらせたいのだ!

 不況によってひどい打撃を受けている人々を守る試みを支援する一方で、そうしたことを行う最も直接的な道は、我々の税金をさらに何十億ドルも戦争に注ぎ込むのをやめて、本当の安全と治安-すなわち、雇用や医療や教育や市民向けのインフラなどの提供に振り向け直すことであろう。

平和と正義のために

ジョン・ブルーンズ  議会行動責任者、UFPJ

「セン高校はみんなのもの」の資料

リックオーバー海軍学校はシカゴ公立学校区(シカゴ市教育委員会にあたるようです)の4番目の軍事学校です。

要するに、シカゴ市立の公立高校としてセン高校の校内に軍事学校が作られたのです。連邦予算も2億円以上つぎ込まれています。


(以下、日本語訳:イラク市民レジスタンス連帯委員会)



市長報道局

CPS(シカゴ公立学校区)情報局

速報   2005年11月7日

デイリー市長、ダービン上院議員がリックオーバー海軍学校を開校

ニュー・ノース・サイド・スクールの式典のアメリカ海軍士官に合流

新設されたハイマン・リックオーバー海軍学校は本日当校でのアメリカ海軍式典において正式に開校された。リチャード・M・デイリー市長はこの式典にリチャード・ダービン上院議員、カークランド・H・ドナルド米海軍大将、海軍学校生、親、職員と共に参加した。

 「我々がめざすのは、シカゴのどの地区でも多様な学校の選択肢と機会を提供することによってどの学校のどの子どもの必要にも応える学校制度を作り出すことです。」「この新しい海軍学校は子どもたちが大学に行く準備をしながら指導力と規律を教える教育課程を提供する申し分のない実例です。」とデイリーは言った。

 リックオーバー海軍学校は9月に約110人の新入生を迎えて開校した。この学校は毎年新しい新入生のクラスを入学させ、いずれは約500人の生徒に奉仕する。

 リックオーバー海軍学校は、シカゴ公立学校区[CPS]の4番目の軍事学校であり、N.グレンウッド通り5900番地のセン高校の校内にある。CPSの軍事学校とJRTOC[ジュニア・予備役将校訓練部隊]の教育課程は生徒に大学進学の準備をする上で力強い記録を持っている。過去2年間にこの教育課程を卒業した生徒の約70%が中等教育後の教育にそのまま進み、卒業生の約4分の1が奨学金を得た。

 ダービン上院議員は学校設立のための国家予算210万ドル[約2億3000万円]を確保してリックオーバー海軍学校開校の主役を演じた。

 「リックオーバー海軍大将の身近で働いた人々はよく『リックオーバー効果』について話しました。」「ハイマン・リックオーバーは、自分の回りの者を誰でも駆り立てて、もっと働かせ、もっと多くのことを達成させ、個人として成長させたのです。ハイマン・G・リックオーバー海軍学校はどの生徒に対しても同じ効果をあらわすように計画されていて、連邦議会がリックオーバー海軍学校に資金を投入することに賛成した理由はそこにあります。」とダービンは語った。

 リックオーバー海軍学校は新しい科学実験室やコンピューター実習室や、訓練所を擁している。

 学校への入学者数が増えるにつれてさらに2つの科学実験室が追加されるだろう。リックオーバー海軍学校は、グレート・レーク海軍基地やシカゴ大学やシカゴ大学の有名なヤーキス天文台[ウィスコンシン州ウィリアムス湾にある天文台。シカゴ大学が管理。世界最大の屈折望遠鏡(口径102cm)がある]やアルゴン国立天文所とも提携を結んでいる。こうした提携は学生に実習とさらなる学習機会を得させるだろう。

 リックオーバー海軍学校は、米国海軍大将のハイマン・ジョージ・リックオーバーに敬意を表して名付けられていて、リックオーバーはシカゴのマーシャル高校の卒業生で、累進してアメリカ海軍が世界最初の原子力潜水艦の開発を成功させる指揮をとった。彼は1982年に海軍を海軍大将として退役した。

 リックオーバーは1986年に亡くなった。彼の未亡人のエレオノーレ・リックオーバーが本日の式典に出席した。

2008年4月18日金曜日

イラク占領5周年にあたってのIFCの声明

イラク占領5周年にあたってのIFCの声明

イラク自由会議 2008年4月

 4月9日はイラク占領5周年にあたる。この日は100万人以上の生命が失われイラク国内外で新たに400万人が家を失ったジェノサイドの記念日である。

 この日、歴史上最も汚い戦争を開始するための口実について、米政権の偽善が世界に暴露されはじめた。その嘘は大量破壊兵器が存在するという事から始まったが、その次にはテロとの闘いだとなり、最後にはイラクと中東に民主主義を広げるのだということになった。この民主主義とは実際には大混乱と、破壊と、毎日の殺人を意味していて、占領軍と占領軍がもたらしたギャングどもによって犯される犯罪に加えて宗派浄化と女性殺害が原因となったものである。

 5年間がたって、占領軍とその同盟諸国は自分たちの嘘を使い果たし、彼らが上陸する土地ではどこでも破壊と荒廃と悲劇が一緒に上陸するのだということを世界に実証して見せたのである。5年がたって、(2002年12月の)ロンドン会議での戦争と占領の命令者たちは一人また一人と失脚し始めた。占領軍の戦車の上に乗ってやってきたこの命令者たちは、自分たちが民兵と汚職の指導者以外の何者でもないということを証明して見せた。彼らは自らの問題を解決するために武装紛争に頼ったために自分たちの内部の協調でさえも維持できなくなった。

 占領から5年がたって、イラクはあらゆる犯罪者ギャングどもが何の制限もなく歩き回る世界最大のテロの基地に変わってしまった。

 そして悲しいことに占領から5年がたって、安全は幾百万ものイラク国民によって探し求められる永遠の夢になってしまった。生きて生物的存在を維持する最低限の要素などは、過去の話となってしまった。

 この日は抗議と拒否の一日であると宣言しよう。この日に「占領を終わらせなければ安全も安定もない」「占領軍によって押しつけられた機構を解体しなければ安全も安定もない」と宣言しよう。占領政策を撤廃しなければ安全も安定もないのであり、その占領政策とは、占領軍とその同盟者たちによって行われているあらゆる犯罪行為に正当性を与えたグループを押しつけることによって、民族や宗派でイラクの人間を分断するものである。この日に「シーアでもない、スンニでもない、占領は人間の敵だ」とスローガンの声を上げ、「占領軍の干渉があろうとも、シーアでもない、スンニでもない、我々は人間だ」や「占領にNO、宗派主義ギャングどもにNO」の声を上げよう。

 占領軍には、4月9日が占領とその犯罪に対する抗議の一日であることと、彼らにイラクで起こった惨事の責任があるということ、そして彼らはきっぱりと追い出されなければならないのだということを思い知らせてやろう。