2008年11月25日火曜日

UFPJ全国大会

(以下の日本語訳:イラク市民レジスタンス連帯委員会)

2009年の平和実現のための突破へ…

平和と正義の大会第4回大会に参加しよう
-イリノイ州シカゴ、2008年12月12-14日

 世界中で2009年への大きな希望をもって興奮が広がっている。あらゆる大陸で無数の人々がワシントンの新政権が方針転換することを期待している。世界はアメリカの一国主義的ないじめ政策や、「力は正義なり」の軍事化や、地球が破壊されているのに石油と血にまみれた戦争を行うことが終わるのを見たいのである。

 我々はこんな希望を享有しているのである。そして11月の選挙の結果がどうなろうとも、その希望を現実に代えるには、幅広い、アメリカ合衆国の民衆の創造的で継続的な行動と圧力を必要とするのである。我々は傍観したり選挙で選ばれた指導者だけに進路を転換することを期待することはできない。いまや、かつてなく、我々はイラクにおける戦争を終わらせ、アメリカの進路の向きを転換するだけの民意を確保しなければならない。

 平和と正義のための連合は懸命に活動して生気を取り戻した平和運動を活気づけ組織化を進めている。我々は選挙のちょうど6週間後に次回の全国大会を召集し、この時期の機運に依拠し続け、来年の準備を早急にしようとしている。1400の加盟団体の代表は、一緒に集まって新しい11月以降の環境で効果的な統一行動の計画を立てる機会を得られるだろう。

 我々は、平和と正義の運動が高い目標を立てて懸命に活動すれば、2009年を画期的な年にすることができると確信している。

 2009年はワシントンが「駐留計画期間」と「残留部隊」を決めるだけでは不十分であり、アメリカはイラクから全面的に撤退しなければならないのだと認めざるを得なくなる年にすることができる。

 2009年は、「軍事的選択肢」や「体制変革」が「提案」されないで、あらゆる未解決の問題が交渉によって解決され、米国・イラン関係が決定的に変化する年にする事ができる。

 2009年には、アフガニスタンがワシントンの「良い戦争」であると一般的に前提にされている戦争を終わらせるのを見ることが可能である。そしてこれ以上の兵力を送り込む代わりに、アメリカがアフガニスタンと関係地域の全ての主要勢力の和解と平和の交渉過程を開始することができるのである。

2009年には、パレスチナの地の不法な占領を終わらせ、イスラエル-パレスチナ間の紛争の公正な解決策を交渉し、核兵器のない中東を作り上げる上で主要な障害となっている米国・イスラエル間の「特別な関係」とワシントンの対イスラエル白紙委任政策を変革する大衆討議の新たな段階をもたらすことができる。

2009年は、アメリカの政策を現在導いている頑迷な「対テロ戦争」の枠組みが破棄され、地球規模の貧困を終わらせ、生命を維持する資源を公平に入手できることを保証し、例えば世界を核兵器の完全な廃絶へと導くために、アメリカが国際協力を優先することによって暴力と不安定の真の原因に対する対策を真剣に開始する年にすることができる。

 2009年は、アメリカが地球温暖化との闘いの先頭に立ち化石燃料への依存を放棄して、沖合での石油掘削と新たな原子力発電所の計画を棚上げにし、安全で再生可能なエネルギー資源の開発に真剣に投資をすることによって、国際紛争の重要な原因を減らす年にすることができる。

 2009年には、この国の莫大な資源を軍事化と戦争から離して全ての人に対する医療と教育の提供に向けて、メキシコ湾岸と全米の公的なインフラの再建をしていくことができる。

 2009年には、アメリカが進路を逆転させて、市民的自由と民主的権利を削減するのではなく拡大し、政府に責任を差し戻し、全ての人々に平等な権利を保障し、人種や国籍や宗教や性別や移民の地位や性的指向に基づくあらゆる差別と積極果敢に闘う年にすることができる。

 2009年は、移民やあらゆる国籍の人々を人種差別的に悪者にしたり、移民労働者を襲撃したりすることを終わらせ、新たな国土保安収容センターと人種差別的な国境の壁を終わらせる年にすることができる。

 2009年は、地球の南半分から資源を奪い取る一方で破壊的な社会政策を押しつける地球規模の貿易協定が破棄され、そして将来の全ての協定が真に労働者と環境を守る条項を含むものとなる年にすることができる。

 これは野心的な課題である。これが愁眉の課題でもあるのは、この国と世界に直面する互いに重なり合った様々な危機が幾百万人もの人々を毎日傷つけるだけでなく、地球の将来そのものを危機に陥れているからである。

 11月の選挙の投票直後の数週間で、アメリカの(そして世界の)あらゆる政治勢力が、選挙結果を点検し、新しい環境の評価を出し、2009年とそれ以後の情勢に介入し影響力を与える計画を立てるだろう。アメリカの平和と正義の運動は情勢の評価と行動の両面に置いてまさに最前線に立っていることが必要である。

 我々は、戦争と軍国主義と暴力から生まれ出たあらゆる恐怖によって特にひどい打撃を受けた地域住民にしっかりと腰を落とした可能な限り最大限に広範な運動を築き上げる努力を強化することをめざしている:その地域住民とは、有色人種であり、移民であり、勤労者、貧困者であり、女性でありLGBT[レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランス・ジェンダー]の人々であり、現役兵士、退役軍人であり、若者である。我々が期待しているのはわくわくして活発な大会であり、その場で我々はこの5年強の間に組織化や教育活動うや動員がどれくらい進んだのかの評価を出し、2009年を平和と正義にむけた突破口の年にする計画を共同で決定するのである。

 みなさんが2008年12月12-14日のシカゴの大会に参加されるように招待します。