2011年2月5日土曜日

IFCがエジプトの民衆蜂起を支持

IFC(イラク自由会議)がエジプトの民衆蜂起を支持する声明を出しました。さらにIFCはバグダッドのエジプト大使館に対するデモも呼びかけています。

(日本語訳:イラク市民レジスタンス連帯委員会)

自由と平等のために闘うエジプト民衆万歳

イラク自由会議 2011年2月1日

現在1週間以上にわたって、エジプトの政権はエジプト国民の大衆的蜂起に打撃を受けてぐらついている。それは腐りきった汚職とエジプト国民の富の横領にどっぷりとつかった政権であり、中東地域の長年にわたる反動の牙城の一つと見なされている政権であり、アメリカ合衆国とイスラエルと欧米諸国によって無条件に支えられ、抑圧と逮捕と死刑と暗殺と戒厳令によって国際通貨基金と世界銀行の支配を押しつけてきた政権である。

それはエジプト国民の貧困化の原因となった政権であり、エジプトでは200万人の子どもがホームレスであり、人口の3分の1が貧困線以下であり、数百万人がゴミ捨て場で暮らしているのはもちろん、25万人以上の人たちが墓場で暮らしているのである。

それは新世界秩序に始まり全中東構想やイラク占領に至る米国の反動的な政策を擁護し輸出する港にエジプトを変えてしまった政権である。

米国政府は貧困と困窮をもたらした独裁政権がドミノのように倒れていくのを注視しながら、この変化がもたらすだろう事態を恐れている。米国政府とイスラエルと欧米諸国は中東地域における自らの権益と影響力を維持するためにエジプトの政権から救い出せるだけ救い出そうとしている。そのために、彼らはこの蜂起の姿をゆがめようとして、偉大なエジプト国民の蜂起をイスラエルと中東の安全の脅威になるだろうイスラム主義者の蜂起だと描きだそうとしているが、実際にはこれは貧困化し飢えた民衆の反乱であり、自由と平等を求める蜂起なのである。米国政府はそのような試みをすることでエジプト国民によってこれを最後に追い出されるであろうエジプトの政権を守り続けるのを正当化することを狙っているのである。

エジプトで起こっている事態とヨルダンやイエメンやスーダンやアルジェリアなどの中東全体で連鎖的に起こっている抗議行動は、ありとあらゆる貧困と不公正と自由の抑圧に反対してチュニジアで火花を散らした火の継続であり、それは中東と世界を変える新しい段階を記しているのである。

イラク自由会議は、エジプト国民の蜂起もチュニジアの蜂起もイラクに殺し屋どもを連れてきた占領に反対する自らの闘いにとっての前進であると見ている。IFCはまた、エジプト国民とチュニジア国民の勝利はイラクと中東の全ての革命的な自由愛好勢力にとっての勝利であると見ている。IFCはエジプトの革命運動に対する支持と支援を表明するものである。

エジプトで自由のために亡くなった人々にあらゆる栄光あれ。

自由の象徴のタハリール[解放]広場万歳

エジプトの自由を愛する人々万歳