2008年5月18日日曜日

米下院がイラク占領追加戦費を否決

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米国下院が戦争予算を否決!
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UFPJ(平和と正義のための連合) 2008年5月15日

ありがとう!

事態の驚くべき展開の中で、連邦議会下院は本日、イラク戦争の追加戦費支出に反対することを議決した。

 追加戦費支出法は2003年に戦争が開始して以来最大の単体支出となる1660億ドル[約17兆円]を支出することになっていた。誰も予測しなかった動きの中で、数十人もの共和党議員が棄権投票と同じである「出席」の投票を行った。このため、149票の反対票で法案を否決するのに十分だったのである。(141票が賛成)。

 これは反戦運動の巨大な勝利である。全米の人々の懸命な活動が明確に法案に反対する149票を獲得したのである。あなたの選挙区の下院議員がどのように投票したかを見るために点呼投票の状況についてはここをクリックすること。

 我々の活動は全く終わっていない。

 法案は現在上院に移っているが、上院では法案の中に戦争支出を追加しようとするだろうと予想できる。その後、法案は両院協議会に行き、それから下院と上院の両方に再議決のために戻る。これは、我々が下院と上院の両方に圧力をかけ続ける必要があるということを意味する。

 あなたは次のようなことができる:

  1. あなたの選挙区の下院議員が戦費追加法案に反対する投票を行ったのなら、その下院議員に感謝して、彼又は彼女にこの後の数週間、立場を堅持するように要請しよう。

  2. あなたの選挙区の下院議員が賛成か出席の投票を行ったのなら、彼又は彼女に次の数週間で下院に提出されるどんな戦費支出法案にも反対投票をしろと言おう。

  3. 我々はみんなで上院に対する圧力を強めなければならない!あなたの州選出の2名の下院議員に電話をかけて、この戦争への追加支出にあなたがどんなに強く反対しているかを教えてやろう!

  4. あなたの地元の新聞に投稿したり、ラジオのトークショーに電話をかたり、上院議員の事務所前でビジルかピケットを主催したり、事務所での非暴力の市民的不服従行動の計画を立てたりしよう。

  5. 連邦議会進歩派議員団が主催した公聴会で発言された4時間の「冬の兵士」の証言の各部分が「ジム・レーラーのニュース時間」(PBS)で明日の夕方に放送されるということを広げよう。

 これは勝利なのだと主張し、同時に、上院がイラクの戦争と占領に我々の何十億ものドルがさらに使われることに青信号を与えるのを止めるためにできる限り進もう。

 私たちはみなさんに、まさに今、少し時間を取ってUFPJへの募金をしていただくように要請する。可能な限り最も力強くこの活動を続けていくことを保障するためにみなさんの支援が必要である。

追加情報:

 今日の午後、さらに2つの法案が下院を通過した。最初の法案には良い条文もある(恒久的基地の禁止、拷問の禁止)が、2009年12月までのアメリカ軍の撤退の完了の目標には法的拘束力を持っていない。これではイラクのアメリカ軍はさらに1年半駐留させることになり、この時刻表は目標にすぎないものになる。言い換えれば、これでは全ての兵士を今すぐ帰国させろという我々の要求には近づくことさえないのである。本日下院を通過した第2の法案は、退役軍人の年給を増加させ、国内の重要な必要物への予算支出を提供するものである。

 我々は上院が来週に採決をすると予想している。もしもそうなれば、彼らは戦費支出を法案の中に戻し入れ、(撤退の目標などの)彼らが好まない条件を削除し、国内用支出一括法案に変えるだろうと我々は予想している。下院では予測できない展開が行われているので、上院が決定することに関しては全てが白紙に戻っている。包括法案について上院が議決した後、両院が協議して妥協案を提出しようと試み、それから再投票のために両院に提案されるだろう。