2010年4月29日木曜日

アフガニスタン派兵拒否兵士の闘い

IVAW(反戦イラク帰還兵の会)が、アフガニスタンへの派兵を拒否して投獄された反戦兵士が刑期より短い期間での釈放を勝ち取った闘いを報告しています
(日本語訳:イラク市民レジスタンス連帯委員会)

戦争拒否者のトラビス・ビショップがフォート・ルイス基地から釈放される

アフガニスタン戦争を拒否しているトラビス・ビショップが3月25日にフォート・ルイス基地の刑務所から釈放された。トラビスはもともとテキサス州のフォート・フード基地で良心を理由にアフガニスタンへの配備を拒否したために軍法会議において12ヶ月の禁固刑の判決を受けていた。その後、彼はフォート・フード基地の方面総監への情状酌量申請が成功したために3ヶ月短縮の刑期を受け、品行方正で特別刑期短縮も受けた。彼は全部で7ヶ月と12日の禁固刑を受け、また、三等軍曹から兵卒に降格し、未決懲戒除隊となった。

服役中に、トラビス・ビショップはアムネスティー・インターナショナルから良心の囚人として認定され、刑務所の中からブログを書いた。

彼はまた世界中の幾百人もの人々から支援を受けたが、その人たちは彼への激励だけでなく、軍当局に彼の釈放を要請する手紙を書いた。ビショップもフォート・ルイス基地の刑務所のひどい状態について声を上げ、その結果、施設が改善されたものもあっただけでなく、ルイスは刑務所の「最もむずかしい」囚人リストに記載されることとなった。

IVAWは2009年にアフガニスタン占領の継続を非難する決議を採択し、アフガニスタンへの配備に抵抗するトラビスの決意を全面的に支持している。