2007年12月5日水曜日

IFCがイラクにおける米軍の長期駐留策動に反対

アル・マリキとブッシュの協定に関する声明

イラク自由会議 2007年11月27日

 メディアはジョージ・W・ブッシュ大統領と占領軍に忠実なアル・マリキ・イラク首相の間の協定が締結されたことを明らかにした。この協定ではアメリカ軍に長期にイラクにとどまることを委託している。アル・マリキはメディアに対する声明の中で、このような協定がイラクに対する国際的な信託統治状態を終わらせると言ってこの協定を正当化した。

 この協定は、アル・マリキだけに賞賛され賛成されているのだが、アメリカ政府が拡張主義政策を開始して経済上、政治上の計画を押しつける基地にイラクを変えるものである。

 この協定は、ヌール・アル・マリキが民衆をだまそうとしているものだが、イラクをアメリカ政府とその軍隊と情報機関とスパイと抑圧政策の指揮の下に置き、自由と平等を求めるあらゆる自由擁護の声と願いを抑圧し弾圧するだろう。こんなことがイラクと中東全域を不安定化することに付け加わるのである。

 アル・マリキがこの協定に署名をしたのは、彼の内閣が大臣の半数以上が辞任して法的な根拠も正当性も失ったあげくに、アメリカ政府の支援を獲得することによって自分が政権内のトップの地位を維持するためである。従って、アル・マリキはイラクを永久にアメリカの軍隊とスパイ活動の基地の手にかかる人質にしたのである。

 殺人や、略奪や、宗派勢力による犯罪や、中東のあらゆる軍隊を引き寄せて民衆の治安と安全を危機に陥れていることや、イラクを復讐の場に変えてしまったと言った、イラクで起こっている事態に責任があるのはアメリカである。この協定は、こうしたあらゆる惨事に責任のある政策を永続させるものである。

 イラク自由会議はこの協定を糾弾し、イラク国民と世界の自由擁護勢力に、占領軍を追い出し、その統治機構の全てを解体する闘いを継続することを誓う。

 占領を終わらせることなしにはイラクと中東地域の安全も安定もあり得ないのである。