2007年12月1日土曜日

アル・マリキとブッシュの協定に関する声明

アル・マリキとブッシュの協定に関する声明

イラク自由会議 2007年11月27日

 メディアはジョージ・W・ブッシュ大統領と占領軍に忠実なアル・マリキ・イ
ラク首相の間の協定が締結されたことを明らかにした。この協定ではアメリカ軍
に長期にイラクにとどまることを委託している。アル・マリキはメディアに対す
る声明の中で、このような協定がイラクに対する国際的な信託統治状態を終わら
せると言ってこの協定を正当化した。


 この協定は、アル・マリキだけに賞賛され賛成されているのだが、アメリカ政
府が拡張主義政策を開始して経済上、政治上の計画を押しつける基地にイラクを
変えるものである。


 この協定は、ヌール・アル・マリキが民衆をだまそうとしているものだが、イ
ラクをアメリカ政府とその軍隊と情報機関とスパイと抑圧政策の指揮の下に置き
、自由と平等を求めるあらゆる自由擁護の声と願いを抑圧し弾圧するだろう。こ
んなことがイラクと中東全域を不安定化することに付け加わるのである。


 アル・マリキがこの協定に署名をしたのは、彼の内閣が大臣の半数以上が辞任
して法的な根拠も正当性も失ったあげくに、アメリカ政府の支援を獲得すること
によって自分が政権内のトップの地位を維持するためである。従って、アル・マ
リキはイラクを永久にアメリカの軍隊とスパイ活動の基地の手にかかる人質にし
たのである。


 殺人や、略奪や、宗派勢力による犯罪や、中東のあらゆる軍隊を引き寄せて民
衆の治安と安全を危機に陥れていることや、イラクを復讐の場に変えてしまった
と言った、イラクで起こっている事態に責任があるのはアメリカである。この協
定は、こうしたあらゆる惨事に責任のある政策を永続させるものである。


 イラク自由会議はこの協定を糾弾し、イラク国民と世界の自由擁護勢力に、占
領軍を追い出し、その統治機構の全てを解体する闘いを継続することを誓う。


 占領を終わらせることなしにはイラクと中東地域の安全も安定もあり得ないの
である。