2008年4月26日土曜日

18兆円の対イラク追加軍事費反対-UFPJ

下院議会はまだ最大の戦費法案通過を用意している!

UFPJ活動通信  2008年4月23日

 連邦議会下院議会指導部はペトレイアス将軍とクロッカー大使の最近の報告を厳しく批判していたにもかかわらず、今や、ブッシュ大統領に1720億ドル[約18兆円]の追加戦費支出を与える用意をしているようである。

 彼らが投票のために提案しようと計画していることについて我々が知っていることは以下の通りである。
  • ブッシュ政権によって要請されている1020億ドル[約10兆5000億円]の上に、民主党指導部は2009会計年度の第一四半期を対象にする要求されてもいない追加の700億ドル[約7兆4000億円]を提供することを提案している。これはすなわち、追加戦費がとてつもない1720億ドルになるということなのである!

  • この予算は本年度会計年度の残りの時期を対象にしいて、それは9月30日に及び、さらに次の会計年度と暦年まで優に入るのである。これは、11月の[大統領、連邦議会の]選挙の前に投票される最後の追加歳出予算になるかも知れないということを意味する。もしも議会を通過したら、この予算は次の大統領と新たに選出される連邦議会にまで持ち越すことになるだろう。

  • 予算法案についての連邦議会の見解は「身ぎれいな」ものであり、他に何の条項も付いていないだろうという推測がある。もしもそうだとしても、追加支出が付け加えられそうな上院に移行する前に正面から信任投票をすることになるかも知れない。

  • 民主党指導部によれば、この不条理な1720億ドルの予算計上は大統領拒否権を回避しようとする試みである。しかしながら、ブッシュ大統領は1080億ドルを超えるどんな戦費にも拒否権を行使すると約束しているのである。


 そのような莫大な新たな戦費の投票を今決定しようとしているのは、選挙日程から予算問題を取り除き、連邦議会が占領費用を支出し続けて占領を終わらせなかったという責任を回避できるという願望に基づいているようである。国中が選挙へと向かっている時に、我々は、どの上院議員も下院議員も立候補するなら現在の戦争とそれをどのように止めようとしているのかという問題について考慮されなければならないと確信している。

 連邦議会指導部がやっていることは常軌を逸している!彼らの提案した予算は連邦議会からの何らの異議申し立てもなく、議論さえもないのに、ブッシュ政権がイラクでの戦争と占領を実行し続けられることを保障するだろう。

 手遅れになる前に、我々はあなたに2つの決定的な電話かけを行ってもらうように要請する。
  • 下院議長 ナンシー・ペロシ 202-225-0100

  • 下院国防予算委員会委員長 ジョン・マーサ 202-225-2847


 この戦争に対して新たに1720億ドルの白紙小切手を与えることなど、全く受け入れられない。連邦議会は兵士を帰国させるために今行動する必要がある!アメリカ合衆国の国民は-それはこの国の有権者である-この戦争を終わらせたいのだ!

 不況によってひどい打撃を受けている人々を守る試みを支援する一方で、そうしたことを行う最も直接的な道は、我々の税金をさらに何十億ドルも戦争に注ぎ込むのをやめて、本当の安全と治安-すなわち、雇用や医療や教育や市民向けのインフラなどの提供に振り向け直すことであろう。

平和と正義のために

ジョン・ブルーンズ  議会行動責任者、UFPJ