2008年3月20日木曜日

IFCから3・20イラク反戦国際共同行動への連帯メッセージ

日本の同士のみなさん!

対イラク戦争と占領から5周年にあたり、イラク民衆からのメッセージを本日のみなさんの集会に送ることができて光栄です。
イラク侵略以来、100万人ものイラク国民が殺され、400万人が故郷から逃げ出さざるを得なくなりました。イラクは今や人道上の大惨事の状態になっています。
イラクではどの都市でも女性が殺されています。最近に限っても、バスラ大学だけで、本当にバスラ大学だけで、27人もの教員が暗殺されました。アル・モスル大学では宗派が違うという理由で子どもたちが学校から逃げ出し、労働現場に入ってしまっています。
若者はイラク社会のイスラム化には飽き飽きしています。
清潔な水も、電気も、仕事も、普通の生活も、イラクにはありません。
以上がイラクにおける戦争と占領の5年間の結果なのです。

IFCは、対イラク戦争開始と同じ日を選んで結成を宣言したわけですが、その2005年3月20日の創設以来、イラクと全世界の民衆に、戦争と占領を終わらせ、今とはことなる生活を作ることが私たちの義務であり、そしてそれは可能なのだと言うことを示してきました。
 私たちイラク人、すなわち市民、女性、男性、労働者、学生、主婦は、イラクでことなる歴史を作り上げることが可能だし、自分たちの運命を自分たちの手に獲得する毎日の闘いに取り組んでいます。
 そしてそれは可能なことなのです。なぜなら、私たちは日本や世界のほかの地の、みなさんのような人々からの支援を得ているからです。

 私たちはイラクで日々の闘いに取り組んでいますし、みなさんは日々証明されていますが、みなさんはこの闘いにおける私たちの同士であり、みなさんはイラク民衆を失望させることがなく、イラクで自由と平等の声を響かせるために私たちへの支援の手をさしのべてくれ、今日のイラクでもしも実現するとしたら夢であった、そんな時にサナテレビを本当に実現されたのです。こんな事が起こったのは、ただ一つの事実があったからです。すなわち、私たちが必要としたその時、その場に、みなさんがいたからです。
イラク民衆は、女性も男性も、占領者やアメリカやイスラム民兵の手先どもと対決する同じ戦線にみなさんがいることを誇りとしています。
同士のみなさん、私たちはイラク民衆と日本民衆に約束しますが、イラク占領を終わらせる私たちの闘いを拡大し、イラクに政教分離した民主的な国家を作り上げます。
この機会に述べたいのですが、私たちと共に肩を組んでいる同士のみなさんに感謝いたします。私たちの任務は、みなさんがいなければ今よりどんなに困難であったことでしょうか。
みなさんに感謝いたします。そして、前進しましょう。

IFC議長 サミール・アディル