2010年10月24日日曜日

IFCが米国反戦運動への弾圧を非難

オバマ政権の下でFBIが反戦活動家の自宅を家宅捜査するなどの弾圧を行っていることに対して、IFC(イラク自由会議)のサミール議長が反戦運動への弾圧を非難し、米国反戦運動への連帯を表明しました。

(日本語訳:イラク市民レジスタンス連帯委員会)

アメリカ反戦運動の兄弟姉妹への連帯メッセージ

サミール・アディル議長/イラク自由会議中央評議会 2010年10月4日

我々はアメリカ合衆国の反戦運動の多数の活動家と組合活動家の自宅に対して最近FBIの部隊が攻撃を行ったことを知らされた。この行動は、イラクとアフガニスタンに対する2つの残忍な戦争を開始し、中東における暴力とテロの循環を爆発させたネオコンを打倒するために活動している急速に拡大している運動を押さえ込もうとする試みである。これらの先制攻撃戦争は世界をテロリストの思うがままにして、米国自身の安全を減らしてしまったものである。

我々の運動の指導者や活動家は米国政府の政策決定者や政治家にとってはやっかいな問題になっている。我々の指導者たちに対するFBIの最近の攻撃は解き放たれた民主主義を終わらせることによって米国内の国内状況を再構築しようという卑劣な企てである。

米国の世界の中での戦略的な立場は脅かされている。経済危機は一握りの投機資本家とそのホワイトハウスの政治的代弁者によって築かれた基礎のあらゆるレンガを揺さぶった。投機資本の政府が崩壊するのをおそれて、オバマ政権は、ほんの少し例をあげても、イラクからの部分撤退や、中東の平和プロセスにおける役割や、イランに対する経済制裁や戦争をめぐる論議について、国民をを一貫して欺いてきたのである。

反戦運動に卑劣な攻撃をかけ脅迫するということは勢力を取り戻すための戦略の一部であり、中間選挙を間近にする中で重要なことなのである。

イラク自由会議は米国を含む全世界の反戦運動の一部であり、FBIが先導する我々の運動の活動家に対するこの作戦を強く非難し、こうした行為はホワイトハウスが世界に自慢している概念そのものである民主主義と人権を完全に侵害しているものであると見なしている。

イラク自由会議は米国反戦運動の指導者や活動家に揺るぎない連帯と支持を表明し、米国司法省が全ての告訴を取り下げ、投獄された全ての活動家を即時釈放し、彼らに対するテロ行為をやめることを要求する。

平和と自由を求めてきた活動家を逮捕し脅迫することは彼らの決意を止めたり弱めたりすることはない。それはちょうど米国の戦争機構がイラクの我々を脅迫することができなかったことと同様である。

同時にIFCは自由と平和を求める全ての人たちに民主主義の概念を世界に輸出していると主張している国の中で言語道断の人権侵害が行われていることに断固反対して立ち上がることを訴える。
平和万歳

反戦運動万歳

米国の反戦運動の活動家と指導者万歳