2009年4月18日土曜日

コナミのファルージャ虐殺正当化・戦争ゲームに反対しよう

コナミの「ファルージャ虐殺作戦ゲーム」の発売を中止させよう
イラク平和テレビ局in Japan  2009年4月18日

 2009年4月、コナミが‘Six Days in Fallujah’という名の戦闘ゲームを2010年に発売すると発表した。

 アメリカ軍は2004年11月に「武装勢力掃討」を口実にしてイラクのファルージャ市を包囲し、無差別攻撃をおこなった。彼らはまず主要病院を襲撃して占領し、負傷者の治療を不可能にした上で海兵隊を市内に突入させた。戦車、装甲車、爆撃による攻撃をかけ。白リン弾や化学兵器、クラスター爆弾といった非人道的な兵器を打ち込んだ。この大量殺戮作戦によって、6000人もの市民が命を奪われたのである。

 イギリスの反戦団体・ストップ戦争連合のタンシー・ホシキンスさんは「米英軍によって2004年にファルージャで行われた虐殺は、非合法で非道徳的な戦争において行われた最悪の戦争犯罪です。…戦争犯罪に関するゲームを作り、何千人もの死傷者の上に利益を得るというのは病んでいます。ファルージャの虐殺は、エンターテイメントによって美化されるべきではなく、恥と恐怖として記憶されるべきなのです。」と批判の声を上げている。

 このゲームの狙いは、単に戦争を商品化することで金儲けの対象にするというだけにとどまらない。ゲームの制作のために、アメリカ海兵隊が当時のビデオを提供し、市民殺戮作戦に直接参加した第3海兵連隊の兵士30人以上に対するヒアリングが実施されている。‘Six Days in Fallujah’はイラク市民殺戮の戦争犯罪を免罪し、今も続くイラク占領やアフガニスタンでの軍事作戦拡大の合意形成を進めるものである。

私たちは、アメリカ軍がファルージャ住民に対しておこなった大量殺戮作戦をゲーム化することを拒否する。そしてイラク占領と市民殺害を正当化し、侵略戦争をさらに継続・拡大するためのこのような非人間的な殺人ゲームの発売の中止を強く要求する。

コナミに対して電話、メール、申し入れ行動などあらゆる抗議をおこなって、ゲーム‘Six Days in Fallujah’の発売を中止させよう。世界の反戦勢力と連帯して、全占領軍を撤退させ、イラク・アフガニスタン占領を終わらせよう。