2008年12月30日火曜日

イスラエルのガザ攻撃に抗議行動を起こそう!

(以下の日本語訳:イラク市民レジスタンス連帯委員会)
UFPJ(平和と正義のための連合)2008年12月28日  

 土曜日[2008年12月27日]の午前中、イスラエル空軍(IAF)は占領下のガザ地区に連続して徹底的な空爆をおこなった。我々がこれを書いている時点で、推定275人の人たちが殺された。何百人もの罪のない人たちが負傷した。今日のニュース報道によると、イスラエルはこの攻撃を続ける計画であり、ガザの境界線に何十台もの戦車を運んだ。

 こうしたイスラエルの攻撃は、ガザ地区に対する野蛮な包囲のあげくに来たものであり、包囲は、何年間も続き、食料や燃料や医薬品や電気や他の生活必需品を制限することによって、ガザの150万人のパレスチナ住民の恐るべき割合の人々に対する人道上の大惨事を作り上げてきた。この全てのことが世界で最も人口密度が高く、最も貧困な地域で起こったのである。

 イスラエルはアメリカの納税者によって提供されたF-16戦闘機とミサイルによってこの攻撃を遂行している。2001年から2006年に、アメリカ合衆国はF-16航空部隊を飛行させるためのスペア・パーツの代金を20億ドル[約2000億円]以上譲渡した。

イスラエルのガザ地区に対する致命的な攻撃はアメリカ合衆国の積極的な軍事的経済的支援がなければ起こりえなかっただろう。我々は今すぐこの攻撃に抗議し即時停戦を要求するために行動することが必要だ。

 イスラエルの占領を終わらせる米国キャンペーン(UFPJの加盟団体)は以下の提案をつけた活動通信を発表した。―我々はみなさんに今日、行動することを要請する!

 ホワイトハウスに連絡して攻撃に抗議し、即時停戦を要求しよう。

 202-456-1111 に電話するか、comments@whitehouse.gov. にメールを送ろう。

 米国国務省 202-647-6575 に連絡をするかここをクリックしてメールを送ろう。

 あなたの選挙区の連邦議会下院議員と上院銀行に電話連絡するか、ここをクリックしてあなたの選挙区の下院議員への連絡方法を見つけよう。

 トークショー[対談番組]に電話をかけるか編集者に手紙を書いて地域のメディアに連絡を取ろう。

 あなたの地域のメディアとの連絡の情報はここをクリックしよう。

 地域の抗議行動やビジル[街頭の祈りの会]を主催して、congress@endtheoccupation.org. まで我々に教えてもらいたい。

 オバマ次期大統領にイスラエル/パレスチナに対するアメリカの新政策を要請する我々の公開書簡に署名して、次期政権に影響を与えるために取る他の方法を見つけよう。

 それに加えて、中東子ども連合(UFPJの別の加盟団体である)がガザの医療機関と一緒に、最も必要な医薬品を入手して自由ガザ運動の助けを受けてガザに直接送るための活動をしている。あなたは今すぐに確実なオンライン上の貢献をすることができる。

===背景説明の情報===

 以下はガザ危機に関する背景についての情報と報告を得るために読みたいかも知れない3つの記事である。

  • 「もしもガザが崩壊すれば」 サラ・ロイ ハーバード中東研究センター教授、「衰退する平和:ガザとパレスチナーイスラエル紛争」の著者

  • 「ガザの虐殺は我々を行動に駆り立てる」アリ・アブニマー、エレクトロニック・インティファーダ共同設立者、「一つの国:イスラエル-パレスチナの行き詰まりを終わらせるための大胆な提案」の著者(メトロポリタン・ブックス、 2006年)

  • 「ガザ・レポート」、イスラエル・人権を求める医師たち、2008年12月22日更新



Take Action to Protest Israeli Attack on Gaza


Mid-morning Saturday, the Israeli Air Force (IAF) launched a series of deadly air strikes on the occupied Gaza Strip. As we write this, an estimated 275 people have been killed. Hundreds of innocent people have been wounded. According to news reports today, Israel plans to keep these attacks going and has brought scores of tanks to the border with Gaza.

These Israeli attacks come on top of a brutal siege of the Gaza Strip which has been going on for years and has created a humanitarian catastrophe of dire proportions for Gaza's 1.5 million Palestinian residents by restricting the provision of food, fuel, medicine, electricity, and other necessities of life. All of this is happening in the most densely populated and one of the poorest areas of the world.

Israel is carrying out these attacks with F-16 fighter jets and missiles provided by U.S. taxpayers. From 2001-2006, the United States transferred to Israel more than $200 million worth of spare parts to fly its fleet of F-16's. In July 2008, the United States gave Israel 186 million gallons of JP-8 aviation jet fuel. Last year, the United States signed a $1.3 billion contract with Raytheon to transfer to Israel thousands of TOW, Hellfire, and 'bunker buster' missiles.

Israel's lethal attack on the Gaza Strip could not have happened without the active military and political support of the United States. We need to take action now to protest this attack and demand an immediate cease-fire.

The U.S. Campaign to End the Israel Occupation (a member group pf UFPJ) has issued an action alert with these suggestions -- we urge you to take action today!

Contact the White House to protest the attacks and demand an immediate cease-fire. Call 202-456-1111 or send an email to comments@whitehouse.gov.
Contact the State Department at 202-647-6575 or send an email by clicking here.
Contact your Representative and Senators in Congress at 202-224-3121 or find contact info for your Members of Congress by clicking here.
Contact your local media by phoning into a talk show or writing a letter to the editor. To find contact info for your local media, click here.
Organize a local protest or vigil and tell us about it at congress@endtheoccupation.org.
Sign our open letter to President-Elect Obama calling for a new U.S. policy toward Israel/Palestine and find out other steps you can take to influence the incoming Administration by clicking here.
In addition, the Middle East Children's Alliance (another member group of UFPJ) is working with health organizations in Gaza to procure the most-needed medicines and send them directly to Gaza with the help of the Free Gaza Movement. You can make a secure online contribution now.

Background Information

Below are three articles you may want to read for background information and reports on the Gaza crisis.

'If Gaza Falls...', Sara Roy, Professor at Harvard's Center For Middle Eastern Studies and author of 'Failing Peace: Gaza and the Palestinian-Israeli Conflict'.

'Gaza Massacres Must Spur Us To Action', Ali Abunimah, Co-founder of The Electronic Intifada and author of 'One Country: A Bold Proposal to End the Israeli-Palestinian Impasse' (Metropolitan Books, 2006).

'Report on Gaza', Physicians for Human Rights-Israel, Update December 22, 2008.

2008年12月17日水曜日

対イラク戦争6周年にあたってのUFPJの呼びかけ

(日本語訳:イラク市民レジスタンス連帯委員会)

対イラク戦争6周年にあたってのUFPJの呼びかけ

UFPJ第4回全国大会によって採択  2008年12月13日

 毎年3月の対イラク戦争開始の日には、全米で膨大な人数の人々が戦争を終わらせすべての兵士を今すぐ帰国させろ!と要求する姿が目立った。過去にやってきたことと同様に、我々は戦争と占領による途方もない現在進行している人的経済的損失のことを再度強調しなければならない。

 UFPJ運営委員会のイラク開戦6周年の提案は、UFPJが戦争による経済的なテーマに焦点を当て、またその一方で途方もない人的な損失について人々に思い起こさせる地域行動を3月19日の木曜日に展開しようと言う呼びかけを発表することである。

 2009年に我々は新しい状況の中で6周年を特徴付けるだろう。すなわち、かつてない経済危機の深刻化と、バラク・オバマの大統領就任である。この2つの現実のどちらも、我々が要求を変更することを意味しないが、2つの現実は我々がどのように活動を進めるのかについて再考することを求めている。

===背景===

 2008年9月に、UFPJ運営委員会は6周年の頃にワシントンDCでの全国動員をする呼びかけを発表した。それ以来、アメリカは巨大な経済危機に陥り、有権者は大挙してバラク・オバマを選んだ。

 このような新たな政治情勢となったために、UFPJ運営委員会は、我々はギアチェンジをする必要があると感じている。我々は反戦運動のみがこの情勢の中でイラク戦争6周年の全国動員のために大規模な人数を動員できるとは考えていない。我々は我々の活動をとめることはできないことはわかっているが、静観する態度を取る人たちもいれば、最初のアフリカ系アメリカ人で大統領となったオバマに対して、大統領就任後わずか2ヵ月後に、反対していると見られたくない人たちもいる。

 運営委員会および我々が代表する諸組織と多くの討議をした結果、我々は最も効果的な行動は、何百もの町や都市の人々が過去6ヶ月間に示してきた場所で、地域レベルで行うことだと思っている。我々は各団体が以前は必ずしもしなかったような方法で我々の行動を結びつけるテーマを選ぶように勧めたい。

 しかしながら、我々は大規模な全国行動を続ける必要性も分かっている。街頭に大規模な人数を動員するために、我々はデモ行進が他の社会的、経済的正義を求める運動の中の我々の仲間と連携して計画される必要があると考える。その結果、我々は、パート2に4月4日(以下の説明参照)のニューヨーク市における大規模なデモ行進をするという発案を探ろうと言う提案を入れた。

===提案===

▼パート1

 UFPJ運営委員会は、UFPJが対イラク戦争6周年を期してイラク侵略の日である3月19日の木曜日に地域行動の呼びかけを発表するように提案する。この行動を統一する焦点課題は、対イラク戦争に対する軍事支出と、現在の全世界的な経済危機と、アメリカ国内及び全世界で人間にとっての必要物の資源が不足していることと、急拡大する連邦予算の赤字と国債残高の関係を目に見えるものにするだろう。それに加えて、我々は占領と戦争による途方もない人的犠牲を人々に思い起こさせるだろう。我々は以下のことを地域行動に向けた案として提案する。

 金融機関か戦争暴利商人のところでの行動、地元選出の国会議員に対して圧力をかけるための連邦議会議員事務所での行動かロビー活動の訪問、あるいは地域住民に必要なもの、すなわち学校や病院や事業の廃止や修理が必要な橋などに応える財政資源が不足していることに焦点を当てる場所にデモ行進をする。UFPJは、こうした行動のすべてを全国的に結びつけるメディア計画を展開させることによって地域の取り組みを支援するだろう。我々は、この日を戦争を終わらせすべての兵士を帰国させる全国行動日として計画するように、組織化の材料や他の資材を提供するだろう。

▼パート2

 街頭に多数の人々を動員する必要があることを認識しているので、UFPJは様々な運動(医療や教育や住居や移民の権利や、女性や環境や経済や環境上の正義など)の我々の仲間、そしてまたアフリカ系アメリカ人の地域住民の仲間たちに接触する過程に参加して4月4日のニューヨーク市での大規模なデモの案について探るだろう。

 4月4日はマーチン・ルーサー・キング博士の「Beyond Vietnam(ベトナムを越えて)」がニューヨーク市のリバーサイド教会で演説された記念日(68年4月4日)であり、彼がメンフィスで暗殺された記念日(68年4月4日)である。キングの演説は戦争と貧困と人種差別を見事に結びつけている。UFPJ全国大会で投票にかけられるUFPJの新しい戦略の枠組みは、来年の、そしてこの新しい政治情勢の中での我々の活動は戦争を終わらせることを経済的危機と国内の危機に結び付けなければならないと断言している。キングの演説の記念日に我々の仲間と共に参加することは、様々な運動の多数の人々と我々が見たい将来についての強力な宣言を発するために変化に賛成投票をした人々を鼓舞する可能性を持っている。

 この行動をニューヨーク市でする重要な理由は、ウォール・ストリートに我々の抗議行動を持って行くことによって金融センターへの結びつきを簡単に作れるからである。4月4日はまた、NATO[北大西洋条約機構]設立60周年でありヨーロッパ全土でデモが開催されるから、この日は国際行動日になるだろう。同様に、この行動は対アフガニスタン戦争を焦点化させる重要な機会になるだろう。

 4月4日にこのデモ行進を展開することは我々の仲間との協力がどれくらい作り上げられるかにかかっている。

 4月4日にデモをしようというこの案を含む全国キャンペーンのためにUFPJ大会に提案が出されている。提案が採択されたら、そのキャンペーンにこの提案を組み込むことは容易である。