2008年5月24日土曜日

米国上院がイラク戦費を可決

2009年のメモリアルデー[戦没将兵追悼記念日]

UFPJ[平和と正義のための連合]活動通信 2008年5月22日

[Memorial Dayメモリアルデー,戦没将兵追悼記念日:米国参戦のすべての戦争での戦没将兵の追悼記念日;現在は5月の最終月曜日。2008年は5月25日。;公休日]

 今週多大なeメールを送って申し訳ありません。しかし、本日の米国連邦議会上院による行動はコメント、そして行動なしに見過ごすことはできない。

 どうやら連邦議会上院は今年のメモリアルデーを記念するのに十分なだけの兵士が戦死していると言うことを考えていないようである。だから彼らは2009年のメモリアルデーを越えてイラクでの戦争と占領を延長する予算法案を通過させたのである。彼らはこれから死ぬかも知れない幾千ものイラク人のことを考えることさえしていたのだろうか?上院の行動に道徳的な矛盾を加えることになるのだが、彼らはアメリカ兵士や失業者の給付金といった重要な社会計画をイラク支出法案と抱き合わせにしたのである。退役軍人は大学の授業料を受け取ることができるが、年が明けてイラクで最初に支払わねばならないだろう。

私たちと同様に憤激していますか?

 しかし我々はまだ闘いを放棄できない。上院の法案は6月はじめに連邦議会下院での採決へと戻される。しかし採決の前に、連邦議会議員たちはメモリアル・デーの1週間の議会休会の期間に地元に戻っている。このことは、議員たちがパレードやピクニックや選挙キャンペーンの行事に出席したり事務所にいるということを意味する。彼らはみなさんの声を聞かなければならない-それが大きな声であっても静かな声であっても、荒っぽいものであっても上品なものであっても、滑稽なものであっても厳粛なものであっても、印刷物によってでも電話によっても直接会うことによってでもである。一つのメッセージを伝える方法はたくさんある。:すなわち、戦争予算を止めて全ての兵士を今すぐ帰国させろ!というメッセージである。可能な限り多数の議員を利用しよう!

 あなたの近くでメモリアルデーの平和の取り組みがあるかどうかをUFPJのカレンダーで調べよう。

ここをクリックして、あなたの選挙区の議員が誰で、選挙事務所がどこにあって電話番号が何番なのかを調べよう。

どのように国会議員と連絡を取ったのか-電話や、eメールやファックスや面会などである-、誰と連絡が取れたのか、何を言ったのか、どんな反応だったのかを知らせていただきたい。


背景説明詳細:

 連邦議会上院は本日5月22日に3つの個別の修正案を採決した。

 最初の採決は驚きの結果を作り出した。それは広範で多大な国内社会計画であり、兵士の教育用の支出の増額や、失業者給付の拡張や、ニュー・オリンズの堤防建設や、その他過大なすばらしい仕事を含むものである。修正案は75票対22票で可決された。

 2つ目の採決はイラク戦争の政策に関するもので、撤退期限や部隊装備品や恒常的基地建設の禁止や拷問の禁止などである。この修正案は34票対63票で否決された。

 最後の採決は来年夏までのイラクとアフガニスタンでの戦争と占領の1654億ドル[約17兆円]の予算支出に関してであった。この修正案は70票対26票で可決された。


 法案(戦争支出費用と国内支出費用を含む)の上院案は、メルリアル・デーの議会休会後に下院の採決のために送り返される。先週、連邦議会下院は上院の修正案と同様の3つの修正案を採決した。そして戦費支出修正案を否決し、戦争政策と国内社会計画のみを可決した。


敬具

UFPJ議会活動グループ

2008年5月19日月曜日

イラク労働者のメーデー連帯メッセージ

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2008年メーデーのイラク労働運動から
世界の労働者と平和を愛する全ての民衆に対する声明
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2008年4月29日

労働者の国際連帯のこの日に、我々は戦争と占領に反対してきた労働組合の仲間と世界の全ての人々に対して、占領からの自由を求める-すなわち軍事占領からも経済的占領からもである-我々の闘いへの支援を強めることを呼びかける。

 我々は現在進行しているイラク占領の背後にいる諸政府、企業、機構に対して、外国からのあらゆる介入のない、本当の民主主義と真の主権と自決権を求める我々の要求に応えることを要求する。

 5年間に及ぶ侵略と戦争と占領がイラク民衆にもたらしたのは、死と破壊と困窮と苦難だけだった。イラクを「解放する」という名の下で、侵略者たちはイラクのインフラを破壊し、地域を爆撃し、家屋に押し入り、子どもたちに心の傷を負わせ、家族や住民の多数に攻撃を仕掛け逮捕し、国家の財宝の略奪を許し、イラク国民の20%近くを難民と化させたのである。

 侵略者どもは、かつてそんなものは全くなかった地で、宗派による分断とテロ攻撃を扇動しさらには悪用する手助けをした。我々の労働組合事務所は襲撃を受けた。組合財産が没収され破壊された。組合の銀行口座が凍結された。組合指導者は殴打され、逮捕され、拷問を受け、暗殺された。我々の労働者としての権利が日常的に侵害されている。

 1987年のバース党による法律は公共部門と公的企業(全労働者の80%)では労働組合結成を禁止したが、この法律が今なお効力を持ち、イラク侵攻後のポール・ブレーマーの暫定占領当局とその後に続く全てのイラク当局によって強制された。これは我々の権利と市民社会の基本的な決まりに対する攻撃であり、イラクに今なお忍び寄る独裁の影を気味悪く思い起こさせるものである。

 イラクの恐るべき状況にもかかわらず、我々は、戦争に反対し職場における酷使に反対し、より良い待遇とより安全な労働条件を求めて、組織化と抗議行動を続けている。

 宗派主義者のたくらみに取り巻かれてはいるが、我々は団結と連帯や、公共サービスの共通の目的や、平等や、外部からの介入や強制を受けない組合結成の自由に確信を持っている。

 我々の正当性は我々の組合員から生まれ出たものである。我々の組織原則は透明性と国際的に認められた国際労働機構[ILO]の基準に基づいている。

 我々は、未来への自らの航路を描けるように、我々の支援者と世界の全ての平和を愛する諸国民に占領の悪夢を終わらせ、主権と民族独立を取り戻すために我々を支援してもらえるように呼びかける。
  1. 我々はイラクからの全ての外国軍の即時撤退を要求し、長期間の基地と軍事力駐留のためにアメリカ合衆国と交渉されている条約を完全に拒否する。占領の継続はイラクにおける暴力を軽減するのではなく、むしろあおり立てている。イラクは完全な主権国家に戻されなければならない。

  2. 我々は憲法で約束された労働法の制定を要求するものであり、その労働法はILOの原則に従い、それに基づいてイラクの労働組合員が完全に考慮に入れられ、政府の支配や介入がなく労働者の団結権、団体交渉権、ストライキ権を守るものである。

  3. 我々は、イラクの経済主権問題への国際通貨基金やアメリカ合衆国やイギリスによる介入を終わらせることを要求する。我々は、IMFのイラクとの協定に付属する全ての経済的融資条件を撤廃し、イラク政府の廊下からアメリカやイギリスの経済「顧問」を解任し、外国軍がイラクを占領している期間にイラクの社会サービスや資源に関する重要な経済的決定を行うことはできないのだと言うことをこれらの諸機関が認めることを要求する。

  4. 我々は、アメリカ政府と他の諸国政府が石油法制定のための議会ロビー活動を即時停止することを要求するものであり、石油法はイラクを破壊し、エクソンやBP[英国石油]やシェルのような多国籍企業にイラクの石油を譲り渡すものである。我々はイラクが占領され続けている限り、全ての石油企業が石油に関するどんな長期協定も結ぶことができないようにすることを要求する。我々はイラク政府が現行の石油法案を破棄し、イラク国民との最大限で偽りのない協議を基礎にしたまともな石油政策の展開を開始するように要求する。全ての占領軍が撤退した後初めて、イラクの石油資源の開発のための長期計画が採択されなければならない。

 我々は、イラクの軍事的、経済的占領を終わらせる助けとするために、みなさんの支援と連帯を求める。我々は労働者としての自らの利益と公共サービスや資源を守るために団結権やストライキ権を求めてみなさんの連帯を要請する。イラクの公共サービスは我々の以前の世代の遺産であり、あらゆる将来の世代の継承物なのであり、民営化されてはならない。

 我々はみなさんが我々を支持する立場を取っていることに感謝する。我々もまた、真の民主主義獲得のためのみなさん自身の闘いと同じ立場に立っているのであり、我々はみなさんもまた職場や生活の中で、民営化や搾取や日々の無能力化に反対していることを知っている。

 我々に連帯して占領を終わらせるためのストライキとデモを組織した人々について述べるが、我々はこうした行動が継続することを願っている。

 我々は共同と連帯をもとにした世界を得られる日が来るのを心待ちにしている。我々は戦争も宗派主義も競争も搾取もない世界を心待ちにしている。


賛同者(2008年4月29日での署名者)
  • Hassan Juma’a Awad, President, Iraqi Federation of Oil Unions
    ハッサン・ジュマー・アワド イラク石油労働組合連合議長(IFOU)

  • Faleh Abood Umara, Deputy, Central Council, Iraqi Federation of Oil Unions
    ファレー・アブード・ウマラ・イラク石油労働組合連合副議長、中央評議員(IFOU)

  • Falah Alwan, President, Federation of Workers Councils and Unions in Iraq
    ファラー・アルワン イラク労働者評議会労働組合連合議長 (FWCUI)

  • スブヒ・アルバドリ イラク労働者評議会労働組合総連合議長(GFWCUI)

  • Nathim Rathi, President, Iraqi Port Workers Trade Union
    ナジム・ラジ イラク港湾労働者組合議長

  • Samir Almuawi, President, Engineering Professionals Trade Union
    サミール・アルムアウィ 技術労働者組合

  • Ghzi Mushatat, President, Mechanic and Print Shop Trade Union
    グジ・ムシャタト 機械印刷所労働組合

  • Waleed Alamiri, President, Electricity Trade Union
    ワリード・アルアミリ 電気労働組合議長

  • Ilham Talabani, President, Banking Services Trade Union
    イルハム・タラバニ 銀行サービス労働組合議長

  • Abdullah Ubaid, President, Railway Trade Union
    アブドゥラー・ウバイド 鉄道労働組合議長

  • Ammar Ali, President, Transportation Trade Union
    アマール・アリ 運輸労働組合議長

  • Abdalzahra Abdilhassan, President, Service Employees Trade Union
    アブダルザーラ・アブディ・サービス産業従業員組合議長

  • Sundus Sabeeh, President, Barber Shop Workers Trade Union
    スンドゥス・サビー 理髪店労働者組合議長

  • Kareem Lefta Sindan, President, Lumber and Construction Trade Union, General Federation of Iraqi Workers (GFIW)
    カリーム・レフタ・シンダン 製材建設労働組合(GFIW)議長、イラク労働者総連合

  • Sabah Almusawi, President, Wasit Independent Trade Union
    サバー・アルムサウィ ワシット独立組合議長

  • Shakir Hameed, President, Lumber And Construction Trade Union (GFWCUI)
    シャキル・ハミード 製材建設労働組合議長(GFWCUI)

  • Awad Ahmed, President, Teachers Federation of Salahideen
    アワド・アフメド サラヒディーン教員組合議長

  • Alaa Ghazi Mushatat, President, Agricultural And Food Substance Industries
    アラー・ガジ・ムシャタト 農業食品産業組合議長

  • Adnan Rathi Shakir, President, Water Resources Trade Union
    アドナン・ラジ・シャキル 水資源労働組合議長

  • Nahrawan Yas, President, Woman Affairs Bureau
    ナーラワン・ヤス 女性局局長

  • Sabah Alyasiri, President (GFWCUI) Babil
    サバー・アルヤシリ GFWCUIバビル支部長

  • Ali Tahi, President (GFWCUI) Najaf
    アリ・タヒ GFWCUIナジャフ支部長

  • Ali Abbas, President (GFWCUI) Basra
    アリ・アッバス GFWCUIバスラ支部長

  • Muhi Abdalhussien, President (GFWCUI), Wasit
    ムヒ・アブダルフセイン GFWCUIワシット支部長

  • Ali Hashim Abdilhussien, President (GFWCUI) Kerbala
    アリ・ハシム・アブディルフセイン GFWCUIカルバラ支部長

  • Ali Hussien, President (GFWCUI) Anbar
    アリ・フセイン GFWCUIアンバール支部長

  • Mustafa Ameen, Arab Workers Bureau, President (GFWCUI)
    ムスタファ・アミーン アラブ労働者事務所長(GFWCUI)

  • Thameer Mzeail, Health Services, Union Committee
    ザミール・ムジアイル 医療労働者組合委員会

  • Khadija Saeed Abdullah, Teachers Federation, Member
    カディージャ・サイード・アブドラー 教員組合・組合員

  • Asmahan, Khudair, Woman Affairs, Textile Trade Unions
    アグマハン・クフダイル、皮革産業労働組合女性部

  • Adil Aljabiri, Oil Workers Trade Union Executive Bureau Member
    アディル・アルジャビリ 石油労働者組合執行委員

  • Muhi Abdalhussien, Nadia Flaih, Service Employees Trade Unions
    ムヒ・アブダルフセイン・ナディア・フライ サービス産業従業員組合

  • Rawneq Mohammed, Member, Media and Print Shop Trade Union
    ラウネク・モハメド メディア印刷所労働組合・組合員

  • Abdlakareem Abdalsada, Vice President (GFWCUI)
    アブドラカリム・アブダルガダ GFWCUI副議長

  • Saeed Nima, Vice President (GFWCUI)
    サイード・ニマ GFWCUI副議長

  • Sabri Abdalkareem, Member, (GFWCUI) Babil
    サブリ・アブダルカリーム GFWCUIバビル支部・組合員

  • Amjad Aljawhary, Representative of GFWCUI in North America
    アムジャド・アルジョファリ GWCUI北米代表

2008年5月18日日曜日

米下院がイラク占領追加戦費を否決

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米国下院が戦争予算を否決!
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UFPJ(平和と正義のための連合) 2008年5月15日

ありがとう!

事態の驚くべき展開の中で、連邦議会下院は本日、イラク戦争の追加戦費支出に反対することを議決した。

 追加戦費支出法は2003年に戦争が開始して以来最大の単体支出となる1660億ドル[約17兆円]を支出することになっていた。誰も予測しなかった動きの中で、数十人もの共和党議員が棄権投票と同じである「出席」の投票を行った。このため、149票の反対票で法案を否決するのに十分だったのである。(141票が賛成)。

 これは反戦運動の巨大な勝利である。全米の人々の懸命な活動が明確に法案に反対する149票を獲得したのである。あなたの選挙区の下院議員がどのように投票したかを見るために点呼投票の状況についてはここをクリックすること。

 我々の活動は全く終わっていない。

 法案は現在上院に移っているが、上院では法案の中に戦争支出を追加しようとするだろうと予想できる。その後、法案は両院協議会に行き、それから下院と上院の両方に再議決のために戻る。これは、我々が下院と上院の両方に圧力をかけ続ける必要があるということを意味する。

 あなたは次のようなことができる:

  1. あなたの選挙区の下院議員が戦費追加法案に反対する投票を行ったのなら、その下院議員に感謝して、彼又は彼女にこの後の数週間、立場を堅持するように要請しよう。

  2. あなたの選挙区の下院議員が賛成か出席の投票を行ったのなら、彼又は彼女に次の数週間で下院に提出されるどんな戦費支出法案にも反対投票をしろと言おう。

  3. 我々はみんなで上院に対する圧力を強めなければならない!あなたの州選出の2名の下院議員に電話をかけて、この戦争への追加支出にあなたがどんなに強く反対しているかを教えてやろう!

  4. あなたの地元の新聞に投稿したり、ラジオのトークショーに電話をかたり、上院議員の事務所前でビジルかピケットを主催したり、事務所での非暴力の市民的不服従行動の計画を立てたりしよう。

  5. 連邦議会進歩派議員団が主催した公聴会で発言された4時間の「冬の兵士」の証言の各部分が「ジム・レーラーのニュース時間」(PBS)で明日の夕方に放送されるということを広げよう。

 これは勝利なのだと主張し、同時に、上院がイラクの戦争と占領に我々の何十億ものドルがさらに使われることに青信号を与えるのを止めるためにできる限り進もう。

 私たちはみなさんに、まさに今、少し時間を取ってUFPJへの募金をしていただくように要請する。可能な限り最も力強くこの活動を続けていくことを保障するためにみなさんの支援が必要である。

追加情報:

 今日の午後、さらに2つの法案が下院を通過した。最初の法案には良い条文もある(恒久的基地の禁止、拷問の禁止)が、2009年12月までのアメリカ軍の撤退の完了の目標には法的拘束力を持っていない。これではイラクのアメリカ軍はさらに1年半駐留させることになり、この時刻表は目標にすぎないものになる。言い換えれば、これでは全ての兵士を今すぐ帰国させろという我々の要求には近づくことさえないのである。本日下院を通過した第2の法案は、退役軍人の年給を増加させ、国内の重要な必要物への予算支出を提供するものである。

 我々は上院が来週に採決をすると予想している。もしもそうなれば、彼らは戦費支出を法案の中に戻し入れ、(撤退の目標などの)彼らが好まない条件を削除し、国内用支出一括法案に変えるだろうと我々は予想している。下院では予測できない展開が行われているので、上院が決定することに関しては全てが白紙に戻っている。包括法案について上院が議決した後、両院が協議して妥協案を提出しようと試み、それから再投票のために両院に提案されるだろう。

2008年5月14日水曜日

IFCバビロン支部が第1回大会を開催

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イラク自由会議バビロン支部がアレクサンドリアで第1回大会を開催
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イラク自由会議 2008年5月10日

 2008年5月10日、イラク自由会議バビロン支部の第1回大会がアレクサンドリア市で開催された。大会にはアレキサンドリアやジャバラやヒッラやキフルといった諸都市を代表する79人の代表が出席した。また、サミール・アディル・イラク自由会議議長や、アブ・キファー中央評議会書記や、中央評議員のサイード・ニマやアブ・ワッタンやナイーム・ムーサも多数の来賓と同様に参加した。

 大会は戦争と占領の犠牲者たちを追悼する1分間の黙祷で開始された。その後、参加者が議長団と大会の議題についての投票を行ったが、その中にはイラクの政治情勢やイラク自由会議の立場やIFC執行部との意見交換や支部役員選挙などがあった。

 イラクの政治情勢やIFCの立場については、サミール・アディルが2008年4月9日に公表されたデビッド・ペトレイアス-ライアン・クロッカー報告の中で現れた新たな要素について話しをした。彼はまた、「政治プロセス」と呼ばれている占領シナリオを苦境に陥れている政治的危機について話した。彼はまた、政府の私兵とサドルの私兵の間で侵攻している戦闘について語り、それはイラク国内のシーア派イスラム政治勢力の危機であることを述べた。サミールは、イラクの政治情勢の転換は、民族や宗派で分断する政策をもとにして築いた政治プロセスや、権力や影響力を巡る紛争の継続を通じてはやってこないと付け加えた。したがって、唯一の代案は占領軍を追い出し、占領軍によるあらゆる機構を解体し、人間であることに基づいて人々が認められる、政教分離した民族主義でない国家を建設する事であると言った。サミールはまた、現在の情勢を変えることは簡単ではない、しかしながら、イラク自由会議の旗を掲げると決定したみなさんのような人間が存在する限り、それは不可能なことではない、と話した。

 最後に、大会参加者は7人の支部執行部を選出し、強い意気込みと決意を持って大会を終了した。

2008年5月8日木曜日

IFC医師団が患者を治療

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メーデーを機会にして、IFC医師団がアル・フセイン地区の患者を治療
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IFC(イラク自由会議)2008年5月3日

 3日間連続で、メーデー委員会の活動の中で、イラク自由会議の医師団がバグダッドのフセイン地区を訪問し、是非とも手当が必要な患者を治療した。医療チームにはIFC中央評議員のサイード・ニマとアブドゥラー・アルファトラウィが参加し、サナテレビも同行した。

 この訪問は前日に地域住民に発表されていた。アフメド・ジャシム医師に率いられた医師団は70人以上の住民を診察して無料の医薬品を提供することができた。

 IFCはまた、医師団が可能な限り多数の患者を治療しようとして地域訪問を続けると発表した。

 注目するべき事だが、IFCは2007年にバグダッドのアルスライク地区の診療所開設に貢献している。

IFC バスラ、サマラでもメーデー

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メーデー委員会はバスラとサマラでメーデーを祝してテントを建てた
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イラク自由会議 2008年5月1日

 バスラ(バグダッドの南方500km)とサマラ(バグダッド北方120km)のメーデー委員会はこの国際デーを祝福してテントを建てた。

イラク労働者評議会労働組合総連合(GFWCUI)や全石油労働者組合(GUOW)や全港湾労働者組合(GUPT)や反石油法戦線や、強制退去被害者家族住民の会やイラク自由会議といった多数の組織がメーデーに参加した。

 演説が行われ、パンフレットが配布され、この重要な日を祝って参加者にお菓子が手渡された。

IFCがメーデー集会を開催

燃え上がる地面の上で、解放モニュメントの彫刻の下で、バグダッドの中心地においてメーデーの赤旗がひるがえった

テロ勢力が爆発物を使って集会に卑劣な攻撃をかけようとした

IFCメディアセンター、 メーデー歓迎委員会  2008年5月1日

 午前10時に、メーデー歓迎委員会が国際労働者デーを記念してバグダッドの中心部で大衆集会を開催した。メーデー会場はイラク労働者評議会労働組合総連合やアラブ労働者連合や独立民主主義連合や、イラク労働者共産党やイラク自由会議や何十人もの重要人物や活動家や労働組合の指導者など、メーデー歓迎委員会に参加した政党や組織に所属する何百もの赤旗や横断幕によって飾られた。アレキサンドリア市やマフマウディヤ市やヒンディヤ市、それにバグダッドの多数の地域から幾百人もの人々が集会に参加し、地域で働く自治体労働者や他に何十人もの人々も同様に参加した。

 占領と宗派主義ギャングどもに反対して「シーアでもない、スンニでもない、我々は人間だ。占領にNO、…宗派主義ギャングにNO、労働者の自治万歳、メーデー万歳、 自由を擁護する労働法などの制定のために我々は闘う」といったプラカードやスローガンが掲げられた。

 イルハム・アルタラバニがメーデーのスローガンのシュプレヒコールを上げ、参加者にお祝いの言葉を述べてメーデー集会を開始した。それに続いてスブヒ・アルバドリ・メーデー委員会・GFWCUI議長が、メーデーの労働者に歓迎のあいさつをし、公共部門の労働組合の結成を許さなかったり、企業の利益のための石油法案を作るなどといった労働者に反する占領軍の政治、経済計画について語った。彼はまた、社会主義がイラク人の悲劇を救う道であり、労働者はこの状況を終わらせることができる唯一の社会勢力であると話した。

 その後、サミール・アディルIFC議長が演説し、メーデーの日にカリフォルニアの港湾労働者がイラク占領に抗議して数時間のストライキを打つと発言した。(全員が祝福とカリフォルニアの港湾労働者を支持するためのシュプレヒコールを上げ、嵐のような拍手が起こった。)

 集会の終了前に、警察がメーデー祝賀安全委員会に、集会を攻撃するためにバッグに爆弾が仕掛けてあることを知らせてきて、参加者に集会場から逃げてほしいと要請してきた。しかし、集会参加者は占領軍と宗派主義ギャングどもを糾弾し、国際労働者デーを祝福するスローガンのシュプレヒコールを上げながら集会場を後にしたのである。

2008年5月6日火曜日

ラシード・イスマイルさん釈放を勝ち取る!

ラシード同志が釈放されたことを喜びを持ってお知らせしたいと思います。もしもみなさんの連帯と支援がなければ、非常に短時間に彼を釈放させるようなことはなかったでしょう。
みなさんの継続した支援にとても感謝しています。

アムジャド・アル・ジョファリ
イラク自由会議